【為替レートに悲鳴】1ドル=1500ウォンなら韓国大企業も耐えられない

ウォンの対ドル為替レートが15年ぶりに1ドル＝1450ウォン台を付け、想定外に急騰したウォン安が長期化の兆しを見せている。

貿易への依存度の高い韓国経済は、とりわけ為替相場に敏感だ。為替相場がウォン安に振れると、輸出大企業は収益が増え業績改善につながるが、最近韓国の大企業の多くは米国に生産拠点を移しており、為替レートが変動するほど大きな影響を受ける。

巨額の先行投資を行ったため、ウォン安が進めば債務負担も増え、営業利益が減少する企業が多い。

当面韓国企業は生き残りの岐路に立たされている。今年初め時点にはウォン相場を1300ウォン台と想定して経営計画を立てていたが、急に1450ウォンまでウォン安が進むと、原材料価格だけで10％余計に払わなければならなくなった。

さらにウォン相場が来年には1500ウォンまで下落するとの見方も示され、一部からは「このままでは大企業も持たない」という懸念の声が出始めている。

韓国で製造業界の中小企業による営業利益率は通常4～5％で、ウォン相場がここまで下落すると為替差損が増え、一部の小規模企業は営業利益が最大20％減少するところも出そうだ。

産業研究院はウォン安が10％進めば、大企業の営業利益率は0.29ポイント低下するとの見方を示した。

事前にこれほど急激にウォン安ドル高が進むと予想するのは容易ではなく、準備できなかった上、ウォン安で増収効果も消えるためだ。

予想外のウォン安を受け、大手企業と中堅企業は相次いで事業計画を見直している。石油化学、鉄鋼、航空など一部の企業は、リストラのスケジュールを繰り上げることなどを検討しているという。

1ドル＝1500ウォンなら韓国大企業も耐えられない

1ドル＝1500ウォンなら韓国大企業も耐えられない

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１ドル＝１４６０ウォン…「韓悳洙大統領権限代行弾劾」の声に為替レート悲鳴
https://japanese.joins.com/JArticle/327812?servcode=300&sectcode=300

関税等の障壁の一面もあるけど、為替レートの変動を受けにくくなる側面も考慮しての米国生産でしょ

日本は現在、貿易立国ではなく、GDPの成長が貿易収支に依存しなくなっています。経常収支の黒字は主に投資収益によるもので、GDPの成長は製造業の高付加価値化や金融・サービス業の発展に支えられています。所得収支の黒字がGDPの安定に寄与しています。
日本の経済は、貿易収支が赤字になりがちである一方、所得収支（主に海外投資からの収益）が経常収支の黒字を支えています。これは、外国への投資や金融資産から得られる利益が重要な収入源であることを意味します。
もし日本が海外での投資を減らし、その収益を得られなくなった場合、経常収支が赤字に転落し、経済全体が貧しくなる可能性があります。そのため、日本は投資を通じて資産を運用し、安定した収益を得ることが経済成長と安定にとって不可欠な要素となっています。