【米ミシガン大学研究】コロナワクチン接種率が最も低いのは黒人アメリカ人、収入3万ドル未満の人、高校卒業以下の人である

COVID-19ワクチン接種率は党派性や社会経済的要因によって大きく異なり、民主党員は共和党員や無所属者よりも早く、高い割合でワクチン接種を受けている。

NPJ Vaccinesに掲載されたミシガン大学の研究でも、ワクチン接種率が最も低いのは黒人アメリカ人、収入3万ドル未満の人、高校卒業以下の人であることも明らかになった。

さらに、女性、黒人、ヒスパニック系の回答者は早期にワクチン接種を受ける可能性が低い。

一方で、ジョージタウン大学と共同で実施した調査によると、45～65歳の人、大学院卒の人、無党派層や民主党員は早期接種者になる可能性が高いという。

初期の後発導入者は大学の学位を持っている可能性が高いが、親である可能性は低く、初期導入者と後発導入者の間の遅延の中央値は 3 か月半であることがわかりました。

「党派心と政府への不信の影響を考えると、公衆衛生当局はワクチン接種を推進するメッセージに社会的影響力を持つ人物や著名人を活用すべきだと結果は示唆している」と、ミシガン大学の政治学およびコミュニケーション学の名誉教授で、社会調査研究所政治学センターの名誉研究教授でもあるマイケル・トラウゴット氏は述べた。

研究者らは、米国成人を全国的に代表する調査を3回実施したパネル調査を利用して、早期導入者、後期導入者、非導入者の3つのサブグループを分析した。
調査は、2021年6月、2021年10月、2022年2月の3回に分けてオンラインで実施された。

個人の安全と健康への懸念が、ワクチン接種を受ける主な動機でした。しかし、仕事の必要性と旅行したいという願望は、早期導入者よりも後発導入者にとってはるかに重要でした。対照的に、後発導入者と非導入者には異なる懸念があり、非導入者の間では政府への不信感がより顕著でした。

この調査では、ワクチンに対する認識を形成する上でのデジタルプラットフォームの役割も強調されている。早期導入者はソーシャルメディア上でワクチン推進のメッセージに多く接していたが、非導入者は反ワクチンのコンテンツに強く影響されていた。

後発導入者はこの両極端の間に位置し、ワクチン推進と反ワクチンのメッセージが混在するメッセージに接していた。

ジョシュ・パセック、ISR研究者、コミュニケーション・メディア准教授
ソーシャルメディアプラットフォームがワクチン接種を促進するためにCOVID関連の誤情報の流布を緩和すべきかどうかについては、長い間疑問が投げかけられてきました。

これらの結果は、個人のソーシャルメディアネットワークがワクチン接種に対する信念とその後の接種の形成に役割を果たしていることを示しています。」

Partisanship and socioeconomic factors affect COVID-19 vaccination rates

COVID-19 vaccination rates have varied significantly based on partisanship and socioeconomic factors, with Democrats getting vaccinated faster and at higher per...

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ワクチン接種は政治や社会経済の影響を受ける　　2024年10月10日　　ミシガン大学
https://news.umich.edu/vaccine-uptake-influenced-by-politics-socioeconomics/

【米デラウェア大学研究】 黒人およびヒスパニック系の人々は白人に比べて新型コロナ感染で死亡する可能性が3～4倍高い
https://talk.jp/boards/newsplus/1728600796