【社民】大椿裕子氏「社民は必要。皆さん、党員に」落選報告会 共産・小池氏「一瞬入ろうかと…」

大椿裕子氏「社民は必要。皆さん、党員に」落選報告会　共産・小池氏「一瞬入ろうかと…」 – 産経ニュース
https://www.sankei.com/article/20250730-MKK2WS35ZZBAHM5EDJH2HNML4Y/

2025/7/30 18:11　奥原 慎平

先の参院選比例代表で敗れた社民党の大椿裕子副党首は29日、国会内で支援者らを対象に報告集会を行い、社民について「底が見えた選挙だった。政党要件維持に必死になる選挙を変えなければいけない」と総括した。その上で「非正規雇用の拡大が社会のさまざまな問題を生み出した」と指摘し、このことなどについて「（国会での）質問機会が無くなったことはめちゃくちゃショックだ」と落選を嘆いた。

「政党要件維持にきゅうきゅうとせず」

比例代表を巡って社民党は現職の大椿氏に加え、知名度の高いタレントのラサール石井氏らを擁立したが、1議席にとどまった。約20万7000票を獲得したラサール石井氏が初当選し、約5万9000票の大椿氏は落選した。

比例代表の得票率2％は確保し政党要件を維持したものの、近年の国政選挙の得票率は平成22年の参院選の3・84％を最後に下落し、1～2％台にとどまる現状は変わらない。

大椿氏は、「ラサール石井氏が一緒に戦っても、ギリギリ2％だった。社民はめちゃくちゃ弱くなっている。政党要件維持にきゅうきゅうとしているのではない。社民の存在は小さくても必要。皆さんに党員になっていただきたい」と呼び掛けた。

社民・福島氏はメッセージ

福島瑞穂党首は集会に出席できなかったが、メッセージを寄せ、大椿氏について「国会に戻せなかったのは痛恨の極み。戻ってほしい」とした。

立憲民主党の有田芳生衆院議員や石垣のり子、打越さく良両参院議員のほか、参院選で落選した奥村政佳氏や石川大我氏らが駆け付けて、激励のスピーチを行った。

共産党の小池晃書記局長も大椿氏に対し「必ず戻ってもらい、一緒に戦いましょう」と訴え、「先ほど『社民党に入党したらどうか』との話があり、一瞬ちょっと入ろうかと思ったが、それは少しハードルが高い」と冗談めかし、「本気の野党共闘で頑張りたい」と強調した。

産経記事にわく共産・小池氏

産経新聞が28日付1面で「共産・社民『時代遅れ』」と題した記事を掲載したことも挙げて、小池氏は「産経新聞に時代遅れと言われるのは、最も時代に求められている」と声を張ると、会場内から拍手がわいた。

大椿氏は、自身について「社民党の本流、本筋で戦ってきた」と自負した一方、ラサール石井氏を党が擁立したことについて「大椿でも戦い抜けると思ってもらえるだけの努力が足りなかった」と振り返った。

その上で、非正規雇用として雇止めにあった経験を踏まえて「クビを切られた人間がどんな痛みを抱え、何を求めているのか。そういうことが分かる人間が国会に一人いるだけで血の通った法律を作ることができる」と述べ、国政復帰の思いを新たにした。（奥原慎平）

>「9条掲げねば価値ない」社民・大椿裕子氏インタビュー
https://www.sankei.com/article/20250630-2KCTB245KBDF5E3KFI2R3DYX3E/?outputType=theme_election2025

その労力でもっと大事なことを記事にしてくれ

まず自分がしでかして日本に与えた損害の弁償をしてから物言え