【2024年コロナ感染後遺症研究指標更新】倦怠感、疲労、脳のもや、めまい、動悸、嗅覚や味覚の変化、喉の渇き、慢性咳嗽、胸痛、息切れ、睡眠時無呼吸…性欲や能力の欠如、胃腸症状、異常運動の3つの症状は除外

RECOVER-Adult 研究により、洗練された閾値と症状の分類が明らかになり、長期 COVID の複雑さに関する研究が前進しました。

新型コロナウイルス感染症（COVID-19）後症状または長期COVIDの成人を対象とした2023年研究指標は、回復を促進するためのCOVIDの研究（RECOVER-Adult）研究の追加参加者データを使用して更新されました。

JAMAに掲載された最近の研究では、研究者らが更新した2024年長期COVID研究指標の詳細なレポートを提供しています。

2024年版ロングCOVID研究指標の更新に寄与した症状には、労作後倦怠感、疲労、脳のもや、めまい、動悸、嗅覚や味覚の変化、喉の渇き、慢性咳嗽、胸痛、息切れ、睡眠時無呼吸などがあった。

2023年版ロングCOVID研究指標に存在していた性欲や能力の欠如、胃腸症状、異常運動の3つの症状は、更新されたロングCOVID指標から除外された。

長期COVIDの可能性のある人に最もよく見られる症状には、疲労感、運動後の倦怠感、運動後の痛み、めまい、脳のもや、胃腸症状、動悸などがありました。

長期COVIDの可能性があり、以前にSARS-CoV-2に感染した参加者の間で、合計5つの長期COVID症状のサブタイプが特定されました。

サブタイプ1、2、3、4、5で最も一般的な特徴は、それぞれ嗅覚または味覚の変化、慢性の咳、脳のもや、動悸、運動後の痛み、めまい、胃腸症状でした。

サブタイプ1を除くすべてのサブタイプで最も顕著な特徴は、疲労と運動後の倦怠感でした。

多系統症状を伴うサブタイプ5に属する参加者は、他の長期COVIDサブタイプの参加者と比較して、生活の質、身体的健康、日常機能の悪化を報告する頻度が高かった。

5つのサブタイプすべてにおいて、人口統計学的特徴にばらつきが見られました。例えば、サブタイプ3では女性参加者の割合が低く、サブタイプ4と5では男性参加者の割合が高くなっています。

さらに、ヒスパニック系および多民族系の参加者、ワクチン未接種の参加者、オミクロン波以前にSARS-COV-2に感染していた人の割合が高いことが、長期COVIDサブタイプ5であると特定されました。

本研究で確立された2024年の長期COVID研究指標は、症状のある長期COVIDおよびそのサブタイプの患者を正確に特定できる可能性があります。

2023年の指標と比較した更新された指標に関連する追加の利点には、長期COVIDの分類の改良、候補臓器系の統合、状の特異性の向上、および長期COVIDの症状の5つのサブタイプへの区別などがあります。

New long COVID index highlights five symptom subtypes

Researchers provide a detailed report of the updated 2024 long COVID research index.

www.news-medical.net

2024年12月18日

RECOVER-成人長期COVID研究指標の2024年更新
https://jamanetwork.com/journals/jama/article-abstract/2828329