【軍事】 口先だけのアメリカに頼れない台湾の、パイロット不足の背景とは?

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1 : 2022/08/24(水) 19:49:13.40 ID:CAP_USER

口先だけのアメリカに頼れない台湾の、パイロット不足の背景とは?
ニューズウィーク日本版

ヒルトン・イプ(台湾在住ジャーナリスト)

<ペロシ訪台時に原子力空母ロナルド・レーガンなど、米海軍の艦船が台湾近海に派遣されたが、中国の演習前に撤収。軍に対する根強い不信感に少子高齢化など、自前の抑止力で対抗するにも難題山積>

この夏ナンシー・ペロシ米下院議長の台北訪問に反発して、中国は台湾周辺で1週間近く軍事演習を行った。これを受け、ペロシ訪台の是非、訪台が台湾に及ぼした予期せぬ影響、米世論の反応などをめぐる議論がヒートアップし、今回の緊張の高まりを「第4次台湾海峡危機」と呼ぶべきかまで論争の的になった。

危機の呼称はさておき、ペロシ訪台で中台関係が新たな段階に突入したことは確かだ。中国の狙いは台湾周辺に「新常態」を構築すること。中国の軍事的な圧力を跳ね返すには、現状では台湾の防衛力はあまりにもお粗末だ。

アジア歴訪中の8月2日に行われたペロシ訪台はスパイ映画並みの緊迫感にあふれていた。中国の耳障りな警告、ぎりぎりまで伏せられていた訪台スケジュール、ペロシを乗せた飛行機が米軍の戦闘機に護衛されて台北に着陸し、台湾側が熱狂的に歓迎すると、台湾周辺に一気に広がったきなくさい空気……。

現実の世界では、この一連の出来事の影響は長く続く。報道陣のカメラが去ってもストーリーは終わらない。

台湾政府と民衆はペロシを歓迎したが、ペロシ訪台が招く状況には十分な準備ができていないようだった。台湾政府は中国の猛反発が大ごとではないかのように見せ掛けた。2000品目余りの台湾産の食品を一時的に輸入禁止にし、台湾周辺の6区域で実弾射撃を含む演習を実施するといった中国の懲罰的な措置に対しても涼しい顔を装った。

■米空母は演習前に撤収

演習が始まった8月4日、台湾は現実離れした雰囲気に包まれた。中国の軍艦や軍用機が周辺の海や空をわが物顔に行き交い、台湾の漁船や船舶、飛行機は航行の自由を妨げられたが、人々は何ごともなかったように通常の生活を続けていた。

東南アジアの航空各社は台湾行きの一部の便を欠航するか演習区域を迂回したが、台湾政府もメディアも慌てず騒がずを決め込んでいた。実際には中国の軍事演習は封鎖の予行演習とも呼ぶべきもので、戦時には台湾を兵糧攻めにできることを見せつけたのだが……。

演習の一環として中国は台湾の北、東、南の海域に弾道ミサイルを発射。東の海域に落下したその一部は台湾上空を通過したが、台湾国防部(国防省に相当)は警告を発しなかった。

うち数発が日本の排他的経済水域(EEZ)に落下したため、日本の防衛省がミサイルの軌道を発表。その時初めて台湾の人々は自分たちの頭上をミサイルが飛んだことを知ったのだった。

台湾政府と民衆が平静を装っていても、中国の演習が新たな緊張をもたらしたことは否めない。今回の演習で中国の海・空軍が大挙して多方面から台湾周辺に迫る事態が「常態化」された。

演習中、中国の軍用機と艦船は台湾海峡の中央に引かれた中台を隔てる「中間線」を侵犯。中国は近年侵犯を繰り返しており、中間線は非公式な境界線としての意味を失いつつある。

それ以上に重要なのは、中国が台湾を包囲し攻撃し得る大規模な軍事行動を実行する能力と意思を見せつけたことだ。

アメリカは口先では中国を非難したものの、演習を止めたり妨害しようとはしなかった。ペロシ訪台時には原子力空母ロナルド・レーガンなど米海軍の艦船が台湾近海に派遣されたが、中国の演習が始まる前に撤収してしまった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/73275283e339fa93a1414886a7e922dad6a5716a

2 : 2022/08/24(水) 19:49:28.33 ID:CAP_USER
パイロット不足の空軍
演習は7日に終了する予定だったが、中国は土壇場でさらに2日間の続行を決めた。そして10日に公式に終了を発表した際には今後も台湾周辺で軍事パトロールを行うと宣言。台湾国防部によると、演習以降は中国の航空機と船舶が日常的に中間線を越えるようになったという。

いつもと変わらぬ人々の表情とは裏腹に、台湾軍の関係者は深刻な危機感を抱いているはずだ。中国軍機や艦船が周辺に出没するようになり、台湾軍は自軍をはるかに上回る中国の海・空軍力を目の当たりにすることになった。

台湾政府は徴兵制から志願制に段階的に移行し、現在は成人男性に4カ月の軍事訓練が義務付けられているだけだ。2月末のロシアのウクライナ侵攻を受けて、台湾当局は訓練期間を1年に延長することを検討し始めた。だが半年近くたった今も延長は決まっていない。

そうしたなか台湾空軍は戦闘機パイロットの不足に頭を抱えている。トランプ政権下でアメリカから最新鋭の戦闘機F16Vを66機購入する契約がまとまったが、その操縦要員を育てるには今のペースでは50年もかかる。

2011~19年の間に新たに育成された戦闘機パイロットはわずか21人。新人が補充されないため現役のパイロットに過大な負担がかかり、それが近年相次ぐ空軍機の墜落事故の一因になっているといわれている。

20年以降、空軍機の事故は10回に上り、今年だけでもF16など少なくとも4機が墜落した。中国軍機がより近い空域に、より頻繁に飛来するようになり、台湾空軍機の緊急発進(スクランブル)回数が増え、機体とパイロット双方に負担がかかっている。

パイロット不足も軍事訓練期間の延長がままならないことも元をたどれば同じ問題に行き着く。それは台湾の人々の軍に対する根強い不信感だ。その背景には長く続いた戒厳令時代の軍の恐怖支配がある。

今の民進党政権が防衛力強化の重要性を一般の人々に強く訴えてこなかったことも問題だ。最近では政府も軍隊のイメージアップを図っているが、台湾の若者にとって入隊は魅力的な選択肢とは映らず、少子化と高齢化が兵員不足に追い打ちをかけている。

アメリカの政治家が来れば中国がおとなしくなるとか、いざとなれば米軍が守ってくれると思っているなら考えが甘すぎる。台湾は防衛力強化の重要性を認めて質と量の両面で増強を図るべきだ。

今回の演習に続き、中国は軍事パトロールなるものを常態化させるばかりか近い将来もっと大規模な演習を行うかもしれず、さらにはそれがただの演習ではなくなる日も来るかもしれない。台湾もアメリカも新たな現実を直視し、危機に備える必要がある。

From Foreign Policy Magazine

3 : 2022/08/24(水) 19:53:01.29 ID:fv/35SAw
ミサイルならパイロットいらない
ミサイル要塞になれ
4 : 2022/08/24(水) 19:55:54.33 ID:GTIVm+S2
前回は台湾海峡まで入ってきて空母を通過させたのに
今回は寄り付かずに見てるだけだったのね
5 : 2022/08/24(水) 19:59:43.87 ID:hwUNKixG
安倍元首相の国葬、協力依頼は「応じずに」 新潟市議有志が申し入れ
6 : 2022/08/24(水) 20:00:39.30 ID:oWUJxhVO
台湾有事は日本有事ではない
台湾自身が戦う気ないのにマザームーン議員が日本を巻き込もうとしてる
7 : 2022/08/24(水) 20:04:46.42 ID:fv/35SAw
>>6
台湾のやる気はどうでもいい
日本はやる
ジェノサイド中共は地球にいらない
15 : 2022/08/25(木) 05:05:42.76 ID:Q7QbKxYJ
>>7
お前がまず自衛隊に入ろうな。
9 : 2022/08/24(水) 20:07:29.23 ID:0chvxkTt
>>6
集団的自衛権の範囲であると明言してるけど
10 : 2022/08/24(水) 20:08:10.85 ID:fv/35SAw
この間撃ち込まれてるからね
11 : 2022/08/24(水) 20:08:34.27 ID:fv/35SAw
こんなチャンスない
12 : 2022/08/24(水) 20:16:09.80 ID:RTp8A5/d
代理戦争狙いだから当然
13 : 2022/08/24(水) 20:19:46.09 ID:g/sgf2iz
>中国の演習前に撤収。

いや、ペロシとレーガンが撤収したから、
中国が演習を始めたんだろ?

14 : 2022/08/24(水) 20:55:22.80 ID:W6AI4ak2
また五毛の工作かな
27 : 2022/08/29(月) 02:03:24.55 ID:3TgW2xIy
ん、五毛?

元スレ:https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/news4plus/1661338153

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