韓国の女子大で共学化に反発した学生が大暴れ、被害額は6億円に=韓国ネット「デモではなく暴動」

2024年11月25日、韓国メディア・韓国経済によると、ソウル市にある同徳女子大学が、共学化に反発する学生らによるデモに関して「暴力事態に対し、法的措置を含むあらゆる対応を断固として実行していく」との立場を示した。

大学側は同日、キム・ミョンエ総長名義の文書で「違法な本館占拠とデモを中止せよ」と求め、「民主的な対話と討論で共学化問題を考えよう」と提案した。また、「大学は校内正常化のため、暴力事態、教育権の侵害、施設の毀損および違法占拠に対して法的措置を含むあらゆる対応を断固として実行していく」と強調した。

同大学のデモは11日に始まった。大学側が男女共学化を議論している事実が発覚し、これに総学生会を中心とする一部の学生が反対の意を表明した。学校の建物を占拠したり、外壁や廊下などにスプレーペイントで落書きしたりするなど激しいデモが続いていたが、21日に大学側が「共学化の議論を中止する」と宣言したため、総学生会側は本館を除く講義室の封鎖を解除した。

デモは沈静化したものの、デモによる被害の復旧など解決すべき問題はいまだ残っている。大学側によると、今回のデモにより発生した被害推定額は最大54億ウォン（約6億円）に上る。それとは別に、大学側は就職博覧会の施設破損により発生した被害額約3億3000万ウォンを総学生会に請求したが、総学生会側は支払いを拒否している。これを受け大学側は、校内に設置された約300台の防犯カメラの映像を分析して関連行為者を確認する案を検討しているという。

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