渡邊渚が感動！16歳のときに長崎に投下された原爆で両親と3人の弟を失った女性が安倍晋三に失望して90歳で発信を開始、著書を刊行

1 : 2025/08/12 11:30:50 gCMW1

1945年8月9日、長崎に投下された原爆。
当時16歳だった森田富美子さんは、学徒動員で市内から離れた工場で被爆。
富美子さんのご実家は被爆地から200メートルで、両親と弟さん3人が帰らぬ人となってしまいました。

それから長い月日が流れ、2019年6月、90歳のとき、富美子さんは、ツイッター（現X）のアカウント「わたくし90歳」を「言いたいことを言わせていただく」のプロフィールで開設。
2020年8月9日、91歳の時、長崎平和記念式典での当時の首相の挨拶が広島の式典と全く同じだったことがTwitterで話題になったことから、「何も知らない、知ろうとしない」と初めて被爆体験をツイートしました。
1桁だったフォロワーは翌朝1万人を超え、2025年8月4日現在8万6000人に。

そして、そんな富美子さんの今までの人生と平和への想いをこめ、2025年6月4日に、長女の京子さんとの共著『わたくし96歳＃戦争反対』が刊行となりました。
何歳になってもやりたいことを諦めない富美子さんの生き様と戦争は絶対にダメという姿勢をユニークに綴ったこの著書には、戦争というトラウマに打ち勝つ強さと優しさを感じることができます。

PTSDという病に苦しんだことを初のエッセイ『透明を満たす』にて率直に綴った渡邊渚さんが本書を読み、刊行に先だった5月、森田富美子さん・京子さん親子にインタビューを刊行。
前後編でそのインタビューをお届けします。

前編では、富美子さんの過去の経験や戦争のトラウマなどについてお届けします。

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安倍首相の被爆75周年あいさつ、広島と長崎で“ほぼ同じ”だった。　2020年08月09日
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5f2f8d7cc5b64d7a55f47bce

2 : 2025/08/12 11:32:01 gCMW1

わたくし96歳 @Iam90yearsold

https://x.com/iam90yearsold

3 : 2025/08/12 11:33:07 gCMW1

渡邊渚さん（以下、渚さん）：

初めまして、渡邊渚と申します。よろしくお願いいたします。

著書の帯にもありますが、富美子さんは肺がんをはじめ多くの病気や交通事故を乗り越えています。
そこには、「絶対伝える」という思いが伝わってきました。
私もこの本を読ませていただいて、本当にあのこの本に出会えて良かったなと思うことがたくさんありました。

実は、私はPTSDになってからしばらく入院し、退院した後に長崎県に行きました。
もともと軍艦島に興味があったことと、戦争でPTSDになった方について知りたいという思いがありました。
終戦直後にはまだPTSDって言葉はなかったかもませんが、原爆によるトラウマを抱えた方がたくさんいるであろう場所に伺うことで、私も何か生きるヒントをもらえるんじゃないかなと思い、長崎の原爆資料館にも行きました。

実は、長崎の原爆の爆心地の近くに富美子さんのご実家があったと書かれていました。
どれぐらいの距離だったのでしょうか？

4 : 2025/08/12 11:34:21 gCMW1

森田富美子さん（以下、富美子さん）：

爆心地からちょっと離れているだけでした。爆心地は歩いて1分ぐらいですね。

渚さん：

歩いて1分……、すぐそばだったんですね。
著書の中で記憶に残っているのが、富美子さんの妹さんが、原爆投下あとにご両親や弟さんをご覧になった姿と、翌日富美子さんが叔父さんと一緒に自宅に行ったときの景色が違っていて……。
原爆直後とその後の火災が起きたあとで変化してることが、とてもリアルに書かれていました。
その当時の16歳だった富美子さんは、どんな気持ちだったのだろうと。もう気持ちという感じではないのかもしれませんが……。

富美子：

涙も何も出ませんでした。
とにかく両親と弟たちをきちんとしてあげたいと思って。頑張っていました。
もう、それ以上ちょっと……私も言いたくないです。

5 : 2025/08/12 11:35:30 gCMW1