【電気自動車】中国EVバブル崩壊の足音 米国の著名投資家ウォーレン・バフェットも撤退

1 : 2025/09/28 00:31:29 ???

9月22日、米国の著名投資家ウォーレン・バフェット(Warren Buffett)が、中国の電気自動車大手・比亜迪(BYD)の株式をすべて売却したことが明らかとなり、市場に衝撃が広がりました。

そのわずか数日前の9月19日には、新興EVメーカーで「スマートEVの旗手」と呼ばれる小米汽車(シャオミ)が、安全上の理由から11万台のSU7をリコールすると発表しています。

さらに2025年上半期の企業決算が公表されるなか、上場している自動運転関連企業10社のうち8社が赤字を計上していることも判明しました。

こうした一連の悪材料は連鎖的に市場を揺さぶり、中国EV産業がバブル崩壊の目前にあることを浮き彫りにしています。

この危機の背景を理解するためには、中国共産党の政策を振り返る必要があります。ロイター通信の調査によれば、中国の自動車メーカー各社の生産量はすでに国内市場の消化能力を大きく超過しています。

ロイターは調査報告の中で「中国の自動車メーカーは消費者需要ではなく、政府が設定した生産目標に従っている」と指摘しており、その結果、ほとんどのメーカーが収益を確保できない構造に陥っているのです。

中国政府は2017年、「2025年までに年間生産台数3500万台を達成する」という大規模産業計画を打ち出し、とりわけ電気自動車の生産を強力に後押ししました。2024年の数字はすでにその目標に迫っています。

この政策の帰結として、2018年には国内のEVメーカーが少なくとも487社にまで膨れ上がりましたが、2024年には129社にまで激減しました。バブルが急速に膨張し、そして急速にしぼんでいったことが分かります。

米国在住の経済学者・黄大衛氏は「中国当局がEV産業を推進する最大の狙いは、欧米との炭素排出や気候変動交渉において交渉材料を得ることだ」と指摘しました。

そのため政府は巨額の補助金や優遇政策を与え、地方政府も経済成長や財政収入、雇用維持のため必死に生産を拡大したのです。結果として、自動車メーカーは市場需要ではなく政策に従って動く産業構造となりました。

米サウスカロライナ大学エイキン・ビジネススクールの謝田教授も、中国EV産業の本質を「政治的要請によって生み出された産物」と断じています。

経済刺激のために中国政府がEV生産を煽り、数百社が乱立しましたが、それらは本来の市場競争の結果ではなく、中央や地方からの補助金や土地優遇を奪い合う存在にすぎないというのです。

その過剰生産の影響はすでに市場全体を覆っています。今年8月末から9月初めにかけて成都で開かれた国際モーターショーでは、国産アウディの新型車が定価の半額で投げ売りされ、一汽の7人乗りSUVに至っては定価の4割という価格で販売されました。

価格競争はすでに3年目に入り、利益の余地は完全に削られ、産業全体が悪循環に陥っています。

台湾大学経済学部の樊家忠教授は、中国経済の特徴について「極めて供給偏重であり、市場の需要ではなく政府の計画に基づいて動いている」と指摘します。これは典型的な計画経済の姿であり、「生産過剰は計画経済の必然的な結果だ」と強調しました。

権力集中のため生産資源を掌握しようとする集権体制においては、非効率であっても計画経済が維持されるのです。

現在の中国経済は減速と消費低迷に直面し、当局はますます計画経済的な手法に依存しています。たとえ企業が赤字を抱えていても、生産を拡大することでGDPの急落を防ぎ、失業率の悪化を和らげようとしているのです。

かつて不動産産業はGDPの25~30%を占めるほどの影響力を持ちましたが、バブル崩壊によって比率は低下しました。その代わりに自動車産業が「新たな第一の経済支柱」とされ、2023年には総生産額がGDPの約10%に達したとも言われています。

しかし供給主導で膨らんだ繁栄は極めて脆弱であり、価格競争の激化、需給の歪み、赤字経営の常態化といった構造は、中国経済危機の縮図だと言えるでしょう。

このバブルの中で最も大きな打撃を受けるのは消費者です。黄大衛氏は「短期的には政府や地方政府、メーカーや販売業者に利益があるように見えるが、長期的にはほぼ全員が敗者となり、特に消費者が最も大きな犠牲を払う」と警告しました。

中国EVバブル崩壊の足音 バフェットも撤退
 9月22日、米国の著名投資家ウォーレン・バフェット(Warren Buffett)が、中国の電気自動車大手・…
中国EVバブル崩壊の足音 バフェットも撤退
#バフェット#電気自動車#BYD9月22日、米国の著名投資家ウォーレン・バフェット(Warren Buffett)が、中国の電気自動車大手・比亜迪(BYD)の株式をすべて売却したことが明らかとなり、市場に衝撃が広がりました。そのわずか数日前の9月19日には、新興EVメーカーで「スマートEVの旗手」と呼ばれる小米汽...
レス1番のリンク先のサムネイル画像
2 : 2025/09/28 00:33:52 rBZZt
電気代が無料になればEVはもっと流行るよね
共産党は検討してみろよ
4 : 2025/09/28 01:10:21 48Hhf
いよいよ中国崩壊するぞ今度こそ本当に崩壊だぞと外し続けてそろそろ20年くらいになるかな
5 : 2025/09/28 01:15:39 rkaPj
チャージに時間がかかりすぎる
ガソリンなら一瞬
6 : 2025/09/28 01:43:50 mHBTd
中国は不動産バブル崩壊が起きたばかりなのに今度はEVバブル崩壊ですか
7 : 2025/09/28 01:45:40 zqOrX
欧米諸国も中国も上級無罪があるから、質が悪い!
8 : 2025/09/28 02:06:34 emFVK
少子高齢化も控えてるから日本を超えるド衰退のターンが襲ってはくると思う
共産党パワーで乗り切れるだろうか
9 : 2025/09/28 02:44:10 ELbG9
>>1
中国って思ったより脆かったな
シナ人に国づくり なんて
所詮無理なんだよ😩
10 : 2025/09/28 02:45:52 QKcz1
気をつけろ
投資失敗したグローバリストは必ずそれを挽回しようとする
日本を金で支配しようとしてくるぞ
11 : 2025/09/28 02:46:06 puxJi
撤退つうかねまず投資した時点でバカ
12 : 2025/09/28 02:50:33 RpvSR
戦後自動車産業に於けるイギリスとドイツどちらになるかと言うと
過剰投資過剰生産設備余りでイギリスコースが確定した訳だけど
生き残る数社はそれなりに世界市場で活躍するんじゃないかな
13 : 2025/09/28 03:18:25 KHHde
中国市民がみんな仕事で金を稼げる時代は終わり
中国国内で勝ち組と負け組に分裂する時がきたということね
14 : 2025/09/28 03:33:53 6oZBF
利益出てるなら成功、
マイナスなら失敗
15 : 2025/09/28 03:48:11 5PUb8
>新興EVメーカーで「スマートEVの旗手」と呼ばれる小米汽車(シャオミ)が、安全上の理由から11万台のSU7をリコールすると発表しています。

安全上の理由でリコールするとか、中国企業とは思えぬ所業。
天災の前触れかも知れぬ………

16 : 2025/09/28 04:13:36 Dgq1z
次はAIとeVTOLの二大バブル🫧
17 : 2025/09/28 04:23:00 wH2JC
中国の自動車販売が前年割れしたら信じてやるよ
今じゃ前年比2桁の伸びで怒涛のごとく売れまくってるんだよ

BYDのぶっちぎり独走状態だったのに、2番手3番手が徐々に追いつき出しただけのこと。

18 : 2025/09/28 04:52:28 NICgE
不動産バブルがはじけただけで製造業は相変わらず。
19 : 2025/09/28 05:22:49 AGuCU
人口やGDPもサバ読む国の何を信用できるんですか?
20 : 2025/09/28 05:23:01 rPkez
というか95でまだくたばらねーのかこのジジイ
21 : 2025/09/28 05:23:20 xCFqb
BYDは前から自転車操業状態で沈没確定って言われてる
22 : 2025/09/28 05:23:45 V9gpw
最後まで読めば、中国には負け組しかいないと書いてある。
23 : 2025/09/28 05:40:20 oQARL
EVバブル崩壊は金属価格の異常な上昇に歯止めを掛ける良い機会
24 : 2025/09/28 05:59:23 7niIQ
>>1
支那EVは大安売りしてるだけだからな
そりゃ破綻して当然
25 : 2025/09/28 06:01:36 YVpCy
とっくに崩壊して残されるのは作り過ぎた産業廃棄物
26 : 2025/09/28 06:01:38 7fTpG
この前聞いたラジオでの話によると
中国は官民一緒に国を挙げてものすごい勢いで推し進めるから一気に技術革新が進む
宇宙開発も長期計画で莫大なお金をかけ続けて推し進め続けているからアメリカより先に中国が月に人を送るんじゃないか
もうアメリカに留学しなくても海外から人材を呼ばなくても中国の大学を卒業した人達がテック企業を立ち上げて活躍する時代になった
中国はソフトパワーにも力入れてて東南アジアでは中国製品や中国コンテンツがかなり浸透していて特に若者なんかは中国=クールな国であるという認識になっている
27 : 2025/09/28 06:03:26 7niIQ
自民党の政害インフレで電気代も世界一高い日本じゃ全く話にならんけどアメリカは
電気代が日本の3分の1だしまだ伸びる、ヨーロッパも電気代は日本の半額以下
28 : 2025/09/28 06:06:22 cEbiJ
可哀想に、1969年にアポロ11号が月着陸した事すら知らないんだな
29 : 2025/09/28 06:35:39 Hg0ll
国産アウディの新型車?(´・ω・`)
31 : 2025/09/28 07:08:58 h0h47
ウオーレンバフェットが得た利益が莫大だってさ。
17年間株を持ち続けて売却、巨額利益。
33 : 2025/09/28 07:15:21 8tnw0
BYDはブラジルで揉めているが日本のメディアはろくに報道しないな
35 : 2025/09/28 07:16:17 1YEAg
支那は国をあげて共産党が粉飾決算しているから
数字はアテにならない
更に共産党の黄金盾公安がステマもしてるし
世論誘導もしている
西側の投資家が見捨て出したから、そろそろ本当なんだろう

コメント

タイトルとURLをコピーしました