【欧州研究】階段を登ることは長寿と関連している…研究者 「階段かエレベーターを使うかという選択肢がある場合は階段を選んでください、職場でも自宅でも、その他の場所でも、階段を使いましょう」

欧州心臓病学会（ESC）の学術会議であるESC予防心臓学2024で本日発表された研究によると、階段を登ることは長寿と関連しているという。

ソフィー・パドック博士、イースト・アングリア・アンド・ノーフォーク大学および英国ノーリッチのノリッジ大学病院財団トラストの研究著者
階段かエレベーターか選べるなら、心臓を助ける階段を選んでください。短時間の身体活動でも健康に有益な影響があり、短時間の階段の上り下りは、日常生活に組み込むことができる達成可能な目標であるはずです。」

心血管疾患は、運動などの行動によって主に予防可能です。しかし、世界中の成人の 4 人に 1 人以上が、推奨される身体活動レベルを満たしていません。
階段登りは実用的で簡単に取り組める身体活動ですが、見落とされがちです。

この研究では、身体活動の一種として階段を上る行為が心血管疾患や早期死亡のリスクを軽減する役割を果たすことができるかどうかを調査しました。

著者らは、このテーマに関して入手可能な最良の証拠を収集し、メタ分析を実施しました。階段の段数や登る速度に関係なく、研究が含まれました。

最終分析には480,479人が参加した9つの研究が行われた。研究集団には、健康な参加者と心臓発作または末梢動脈疾患の既往歴のある参加者の両方が含まれていました。

年齢は35歳から84歳までで、参加者の53％が女性でした。

階段を上らない場合と比較して、階段を上る場合は、何らかの原因で死亡するリスクが24%低下し、心血管疾患で死亡する可能性が39%低下することが判明しました。

階段の上り下りは、心臓発作、心不全、脳卒中などの心血管疾患のリスク低下とも関連していました。

パドック博士は次のように述べています。「これらの結果に基づいて、私たちは人々に日常生活に階段登りを組み込むことを奨励します。私たちの研究は、階段を登る回数が増えるほどメリットが大きくなることを示唆しましたが、これは確認する必要があります。職場でも自宅でも、その他の場所でも、階段を使いましょう。」

Stair climbing linked to longer life

Climbing stairs is associated with a longer life, according to research presented today at ESC Preventive Cardiology 2024, a scientific congress of the European...

www.news-medical.net

長生きするには階段を登る
https://www.escardio.org/The-ESC/Press-Office/Press-releases/Climb-stairs-to-live-longer

欧州心臓病学会（ESC）の学術会議であるESC予防心臓学2024で本日発表された研究によると、階段を登ることは長寿と関連しているという。

研究著者であるイースト・アングリア大学ノーフォーク大学およびノーリッチ大学病院財団トラストのソフィー・パドック博士は、「階段かエレベーターを使うかという選択肢がある場合は、階段を選んでください。心臓が楽になるからです」と述べた。